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2017年10月1日号

がん免疫療法開発で盛り上がったESMO 毎年開催される欧州臨床腫瘍学会(ESMO)だが、今年は9月初旬にスペイン・マドリードで開かれた。約2万3000人の研究者や専門家が集まって、最新の治療法などのデータを報告した。がんの治療法は日々進歩していているが、なかでも目覚ましい成果を上げているのは免疫療法だ。米国ではブレークスルー指定 アストラゼネカは「イムフィンジ」の非小細胞肺がんに対する第Ⅲ相試験データを報告した。切除不能な非小細胞肺がんでプラチナ製剤ベースの化学療法と放射線の併用療法で症状が進行しなかった患者が参加。イムフィンジ投与群で著しい無増悪生存期間(PFS)の延長が認められた。データによると、イムフィンジ群ではPFSが16.8ヵ月となり、プラセボ群の5.6ヵ月より約11ヵ月長くなったことが確認された。応答期間中央値はプラセボ群が13.8ヵ... がん免疫療法開発で盛り上がったESMO 毎年開催される欧州臨床腫瘍学会(ESMO)だが、今年は9月初旬にスペイン・マドリードで開かれた。約2万3000人の研究者や専門家が集まって、最新の治療法などのデータを報告した。がんの治療法は日々進歩していているが、なかでも目覚ましい成果を上げているのは免疫療法だ。米国ではブレークスルー指定 アストラゼネカは「イムフィンジ」の非小細胞肺がんに対する第Ⅲ相試験データを報告した。切除不能な非小細胞肺がんでプラチナ製剤ベースの化学療法と放射線の併用療法で症状が進行しなかった患者が参加。イムフィンジ投与群で著しい無増悪生存期間(PFS)の延長が認められた。データによると、イムフィンジ群ではPFSが16.8ヵ月となり、プラセボ群の5.6ヵ月より約11ヵ月長くなったことが確認された。応答期間中央値はプラセボ群が13.8ヵ月と

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