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医政羅針盤

14年ぶりに減少した16年度概算医療費

山形大学大学院医学系研究科医療政策学講座教授 村上正泰

2017年10月1日号

 厚生労働省が9月15日に公表した16年度概算医療費は、前年度に比べて▲0.4%となった。概算医療費が減少を示すのは、診療報酬本体の史上初のマイナス改定などが行われた02年度以来のことであり、14年ぶりとなった。国民医療費ベースでは、過去最大のマイナス改定のあった06年度も▲0.0%で減少を記録しているが、いずれにしても、医療費が減少するのはかなり珍しく、目を引く結果となった。 概算医療費は速報値であり、労災や全額自費などの費用を含んでおらず、国民医療費の約98%にあたる。国民医療費の公表は、概算医療費から約1年遅れる。今回の16年度概算医療費が公表される2日前には、15年度国民医療費が公表され、前年度比3.2%増で「9年連続過去最高更新」などと報道されたばかりであったが、今度はトーンがやや変わり、「医療費の膨張小休止」(日本経済新聞)と報じられた。 16年度...  厚生労働省が9月15日に公表した16年度概算医療費は、前年度に比べて▲0.4%となった。概算医療費が減少を示すのは、診療報酬本体の史上初のマイナス改定などが行われた02年度以来のことであり、14年ぶりとなった。国民医療費ベースでは、過去最大のマイナス改定のあった06年度も▲0.0%で減少を記録しているが、いずれにしても、医療費が減少するのはかなり珍しく、目を引く結果となった。 概算医療費は速報値であり、労災や全額自費などの費用を含んでおらず、国民医療費の約98%にあたる。国民医療費の公表は、概算医療費から約1年遅れる。今回の16年度概算医療費が公表される2日前には、15年度国民医療費が公表され、前年度比3.2%増で「9年連続過去最高更新」などと報道されたばかりであったが、今度はトーンがやや変わり、「医療費の膨張小休止」(日本経済新聞)と報じられた。 16年度概

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