医薬経済オンライン

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「微罪」で終わるのか臍帯血事件

儲け話に群がった医師とブローカーの「手口」

2017年10月1日号

 ついに恐れていたことが起こった。民間臍帯血バンクから流れた臍帯血が密かに販売され、無届で移植された事件だ。他人の臍帯血を「再生医療」と称して国に無届で行われていた問題を追っていた愛媛、高知、茨城、京都の4府県警の合同捜査本部は、臍帯血をクリニックに販売していた業者、無届で移植していたクリニックの医師ら6人を再生医療等安全性確保法違反で逮捕した。 厚生労働省によれば、15年11月以降、今年4月までに全国12のクリニックでがん治療やアンチエイジング、美容名目で69人に点滴、点眼されていたという。だが、これは再生医療法が施行されて以降の数字。実際にはもっと患者数は多いはずとも言われている。厚労省はホームページで再生医療を提供する医療機関名を公表していたが、そのなかに今回の無届移植を行っていたクリニックが含まれていたため、急遽、再生医療提供医療機関名...  ついに恐れていたことが起こった。民間臍帯血バンクから流れた臍帯血が密かに販売され、無届で移植された事件だ。他人の臍帯血を「再生医療」と称して国に無届で行われていた問題を追っていた愛媛、高知、茨城、京都の4府県警の合同捜査本部は、臍帯血をクリニックに販売していた業者、無届で移植していたクリニックの医師ら6人を再生医療等安全性確保法違反で逮捕した。 厚生労働省によれば、15年11月以降、今年4月までに全国12のクリニックでがん治療やアンチエイジング、美容名目で69人に点滴、点眼されていたという。だが、これは再生医療法が施行されて以降の数字。実際にはもっと患者数は多いはずとも言われている。厚労省はホームページで再生医療を提供する医療機関名を公表していたが、そのなかに今回の無届移植を行っていたクリニックが含まれていたため、急遽、再生医療提供医療機関名の公

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