医薬経済オンライン

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「化けるか」ヤマ発のメディカル事業

競合は「海千山千」ばかりの分野

2017年10月1日号

 まさに猫も杓子も、という状況になってきた。これまでヘルスケア分野とは関わりのなかった異業種からの、医療関連分野への参入ラッシュの動きである。カメラや複写機といった精密機械各社が新たな成長の糧を求めて、医療機器分野に乗り出すケースはすでに珍しくはないが、9月にオートバイで知られるヤマハ発動機が産業用ロボットの自社技術を応用して、バイオメディカル分野に参入すると発表したことには少々驚いた。 同社は、細かな車載電装品や電気・電子部品をプリント基板に自動で搭載する表面実装機(サーフェスマウンター)の製造販売を、産業用ロボット事業部で手掛けている。この技術を転用し、人体から採取した細胞を自動で選別して培養プレートに載せ、撮影するという独自の細胞塊ハンドリング装置「セルハンドラー」を開発。その初号機を福島県内の医科大学に納めた。人が手で行う場合に...  まさに猫も杓子も、という状況になってきた。これまでヘルスケア分野とは関わりのなかった異業種からの、医療関連分野への参入ラッシュの動きである。カメラや複写機といった精密機械各社が新たな成長の糧を求めて、医療機器分野に乗り出すケースはすでに珍しくはないが、9月にオートバイで知られるヤマハ発動機が産業用ロボットの自社技術を応用して、バイオメディカル分野に参入すると発表したことには少々驚いた。 同社は、細かな車載電装品や電気・電子部品をプリント基板に自動で搭載する表面実装機(サーフェスマウンター)の製造販売を、産業用ロボット事業部で手掛けている。この技術を転用し、人体から採取した細胞を自動で選別して培養プレートに載せ、撮影するという独自の細胞塊ハンドリング装置「セルハンドラー」を開発。その初号機を福島県内の医科大学に納めた。人が手で行う場合に比べ

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