医薬経済オンライン

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製薬企業の経営診断

苦境は経営の「誤算」が生んだ

―第一三共、無為に終わった10年―

2017年10月15日号

 三共と第一製薬が経営統合し、純粋持株会社の第一三共がスタートしたのが05年9月、傘下子会社だった三共、第一製薬を吸収合併して事業統合を果たしたのが07年4月である。経営統合から事業統合まで1年半をかけたのは、医薬品専業企業に向けて子会社を含めた事業再編・整理を先行実施し、統合シナジーを早期に最大化することを狙ったためである。 この間に医薬品以外の事業の売却や海外法人統合、ヘルスケア事業や生産機能の新設子会社への統合、主力品の共同プロモーション、パイプラインの一元化などを行っている。事業統合前の準備は十分だった。 事業統合直前の決算が06年度、直近の16年度決算で10年を経過した。この間に企業買収、事業売却、国際会計基準移行などを行っているが、この10年間に収益・財務は大きく悪化した。売上高9295億円→9551億円で3%増、営業利益は1363億円→...  三共と第一製薬が経営統合し、純粋持株会社の第一三共がスタートしたのが05年9月、傘下子会社だった三共、第一製薬を吸収合併して事業統合を果たしたのが07年4月である。経営統合から事業統合まで1年半をかけたのは、医薬品専業企業に向けて子会社を含めた事業再編・整理を先行実施し、統合シナジーを早期に最大化することを狙ったためである。 この間に医薬品以外の事業の売却や海外法人統合、ヘルスケア事業や生産機能の新設子会社への統合、主力品の共同プロモーション、パイプラインの一元化などを行っている。事業統合前の準備は十分だった。 事業統合直前の決算が06年度、直近の16年度決算で10年を経過した。この間に企業買収、事業売却、国際会計基準移行などを行っているが、この10年間に収益・財務は大きく悪化した。売上高9295億円→9551億円で3%増、営業利益は1363億円→88

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