医薬経済オンライン

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エンディングノート

輪島功一 元プロボクサー

第7回

2017年10月15日号

負い目があると死を恐れる苦労はお金を出してでも買え 現役時代は、「絶対にタオルを入れるな」と言ってあった。お客さんはオレの頑張りを見に来てくれるんだから、頑張って頑張って相手に向かって行く。「死なないからタオルを入れるな」ということは、「死ぬかもしれない」「死んでもいい」っていうことだった。危険だからって、今はすぐに止めちゃうよね。 74歳になって死を考えるとき、その時期が来たら死ぬことを割り切れる人間にならないと駄目。死を恐れるんじゃないの。死を恐れるとは、今までやって来たことに不満があって負い目があるんだ。これまでの自分に自信を持っていたら、死ぬときにオタオタすることはない。死ぬときはね、女房に「オレが死んでも泣くんじゃないぞ」と言ってますよ。 医者は金儲けのために長く生かそうとする、本当だよ。だけど、延命治療なんてバカバカしい。サボ... 負い目があると死を恐れる苦労はお金を出してでも買え 現役時代は、「絶対にタオルを入れるな」と言ってあった。お客さんはオレの頑張りを見に来てくれるんだから、頑張って頑張って相手に向かって行く。「死なないからタオルを入れるな」ということは、「死ぬかもしれない」「死んでもいい」っていうことだった。危険だからって、今はすぐに止めちゃうよね。 74歳になって死を考えるとき、その時期が来たら死ぬことを割り切れる人間にならないと駄目。死を恐れるんじゃないの。死を恐れるとは、今までやって来たことに不満があって負い目があるんだ。これまでの自分に自信を持っていたら、死ぬときにオタオタすることはない。死ぬときはね、女房に「オレが死んでも泣くんじゃないぞ」と言ってますよ。 医者は金儲けのために長く生かそうとする、本当だよ。だけど、延命治療なんてバカバカしい。サボって

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