医薬経済オンライン

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「深刻」な依存症だった痴漢犯罪

世間のイメージはすべて「誤解」

2017年10月15日号

『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス刊)という本が出版された。同書は痴漢を面白おかしく書いたものではない。副題に「痴漢は、依存症です」とあるように、初めて痴漢に正面から取り組んだ本である。 著者は大森榎本クリニック精神保健福祉部長の齊藤章佳氏。精神保健福祉士、社会福祉士の資格を持ち、榎本クリニックのソーシャルワーカーとして長年アルコール依存症を筆頭にギャンブルや薬物依存症、摂食障害、性犯罪、虐待、DV、クレプトマニア(窃盗癖)などの克服治療に携わった人物だ。痴漢でも12年にわたり治療を行ってきたスペシャリストである。 痴漢と言えば、毎日、朝夕の満員電車内で頻繁に発生し、捕まるのはごくわずか。被害者は日本人女性だけでなく、日本に住む外国人女性にも及んでいる。外国人の間では時間に正確な電車、清潔な車内を絶賛する一方で「痴漢が多い」と眉を顰... 『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス刊)という本が出版された。同書は痴漢を面白おかしく書いたものではない。副題に「痴漢は、依存症です」とあるように、初めて痴漢に正面から取り組んだ本である。 著者は大森榎本クリニック精神保健福祉部長の齊藤章佳氏。精神保健福祉士、社会福祉士の資格を持ち、榎本クリニックのソーシャルワーカーとして長年アルコール依存症を筆頭にギャンブルや薬物依存症、摂食障害、性犯罪、虐待、DV、クレプトマニア(窃盗癖)などの克服治療に携わった人物だ。痴漢でも12年にわたり治療を行ってきたスペシャリストである。 痴漢と言えば、毎日、朝夕の満員電車内で頻繁に発生し、捕まるのはごくわずか。被害者は日本人女性だけでなく、日本に住む外国人女性にも及んでいる。外国人の間では時間に正確な電車、清潔な車内を絶賛する一方で「痴漢が多い」と眉を顰める

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