OBSERVER
日本医科大学武蔵小杉病院薬剤部長・笠原英城
2017年11月1日号
患者目線の医薬品情報収集──DI室でユニークな取り組みをされているそうですね。笠原 医薬品に関する情報は、マスコミが出したものも把握している。副作用を強調する「飲んではいけない薬」といった特集や、漢方への否定的な記事など、一度出ると続くことが多い。週刊誌は薬の名前まで出ていて、とくにインパクトが大きい。患者は不安になり、週刊誌を持って診察に来る。──医師も対応に困りますね。笠原 「気にしないでください」と答える医師も多いが、何が書いてある記事なのか確認だけはしておきたいという、生真面目で親切な医師もいる。医師からは「週刊誌に記事が出たようだが、自分はわからない。患者さんはとても不安に思っているので、何か知らないか」とDI室に電話で問い合わせが来る。どんな記事なのか、肯定的か否定的か、エビデンスがある情報なのかどうか。できればDI室は知ってお...
患者目線の医薬品情報収集──DI室でユニークな取り組みをされているそうですね。笠原 医薬品に関する情報は、マスコミが出したものも把握している。副作用を強調する「飲んではいけない薬」といった特集や、漢方への否定的な記事など、一度出ると続くことが多い。週刊誌は薬の名前まで出ていて、とくにインパクトが大きい。患者は不安になり、週刊誌を持って診察に来る。──医師も対応に困りますね。笠原 「気にしないでください」と答える医師も多いが、何が書いてある記事なのか確認だけはしておきたいという、生真面目で親切な医師もいる。医師からは「週刊誌に記事が出たようだが、自分はわからない。患者さんはとても不安に思っているので、何か知らないか」とDI室に電話で問い合わせが来る。どんな記事なのか、肯定的か否定的か、エビデンスがある情報なのかどうか。できればDI室は知っておく必
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