JCRを待ち受ける米国事業の「壁」
JR141が超えなければならない課題
2017年11月1日号
JCRファーマとメディパルホールディングスが業務資本提携したことを9月21日に発表すると医薬品市場に大きな衝撃が走った。JCR株式の24.63%を保有して筆頭株主だったグラクソ・スミスクラインが売却の意向を示したなかで、メディパルがその22%を引き取り、残りの2.63%に相当する85万4100株をJCRが自社株買いした。卸が製薬企業の筆頭株主になったことで、今後、2社がどのような事業展開を見せていくのだろうか。テムセルが結んだ縁 おさらいだが、どうしてGSKがJCRの株を保有していたのか、まずはそこから説明する。遡ること8年前の09年12月。個人的に良好な関係を構築していた当時の日本法人社長のマーク・デュノワイエ氏とJCRの会長兼社長の芦田信氏は、ある新規事業を両社で行うことを決断した。 このとき、JCRはエリスロポエチンBS製剤の開発を終え、次の開発...
JCRファーマとメディパルホールディングスが業務資本提携したことを9月21日に発表すると医薬品市場に大きな衝撃が走った。JCR株式の24.63%を保有して筆頭株主だったグラクソ・スミスクラインが売却の意向を示したなかで、メディパルがその22%を引き取り、残りの2.63%に相当する85万4100株をJCRが自社株買いした。卸が製薬企業の筆頭株主になったことで、今後、2社がどのような事業展開を見せていくのだろうか。テムセルが結んだ縁 おさらいだが、どうしてGSKがJCRの株を保有していたのか、まずはそこから説明する。遡ること8年前の09年12月。個人的に良好な関係を構築していた当時の日本法人社長のマーク・デュノワイエ氏とJCRの会長兼社長の芦田信氏は、ある新規事業を両社で行うことを決断した。 このとき、JCRはエリスロポエチンBS製剤の開発を終え、次の開発テー
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録