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保険医療のタブーに挑戦したらどうか

2017年11月1日号

 4万6850円。これは何の金額か。実は筆者の9月の国民健康保険料だ。この毎月の支出は、高齢者であり年金生活者のわが身にはズシリと重く、2人世帯の家計の恒常的支出費目としては、最高の部類の金額である。これを累積すれば、過去10年間で500万円をゆうに超える。 10月1日号の「口に苦い話」で著者の鳥集徹氏が、高額な国保の請求額に「腸が煮えくり返る思い」と書かれていたが、同感だ。鳥集氏の言うとおり、「医療費は1円たりとも無駄に使ってほしくない」と心の底からそう思う。 それにつけても、今の医療費の使い方には、おかしなことが多すぎる。鳥集氏も怒りを込めて、多くの無駄を指摘されている。 どうも無駄な医療費の排除について、行政当局をはじめ関係者の熱意がなく、取り組み姿勢に迫力が感じられない。筆者は、以前から主張してきたが、混合診療の解禁、軽医療に対する...  4万6850円。これは何の金額か。実は筆者の9月の国民健康保険料だ。この毎月の支出は、高齢者であり年金生活者のわが身にはズシリと重く、2人世帯の家計の恒常的支出費目としては、最高の部類の金額である。これを累積すれば、過去10年間で500万円をゆうに超える。 10月1日号の「口に苦い話」で著者の鳥集徹氏が、高額な国保の請求額に「腸が煮えくり返る思い」と書かれていたが、同感だ。鳥集氏の言うとおり、「医療費は1円たりとも無駄に使ってほしくない」と心の底からそう思う。 それにつけても、今の医療費の使い方には、おかしなことが多すぎる。鳥集氏も怒りを込めて、多くの無駄を指摘されている。 どうも無駄な医療費の排除について、行政当局をはじめ関係者の熱意がなく、取り組み姿勢に迫力が感じられない。筆者は、以前から主張してきたが、混合診療の解禁、軽医療に対する自己

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