医薬経済オンライン

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JCRと組んだメディパルの「メリット」

旧来型の流通慣行から脱却できるか

2017年11月1日号

 メディパルホールディングスは9月21日、JCRファーマとの業務資本提携を発表した。グラクソ・スミスクラインが保有するJCRの発行済み株式のうち22%を212億円で取得し、筆頭株主になる。医薬品卸が製薬企業の株をこれほど大量に買うケースは珍しい。 全国展開するアルフレッサHDがアルフレッサファーマ、スズケンが三和化学研究所、東邦HDが共創未来ファーマ(旧エール薬品)をグループ子会社として抱えている。各社の事業展開はさまざまだ。 三和化学は糖尿病治療薬「セイブル」の特許が切れ、後発品企業と厳しい競争の最中にある。アルフレッサファーマはナルコレプシー治療薬「モディオダール」やハンチントン病に伴う舞踏運動治療薬「コレアジン」といった難治性疾患の治療薬を販売するほか、原薬事業などにも取り組む。共創未来ファーマは後発品事業を始めたばかりだ。今回、JC...  メディパルホールディングスは9月21日、JCRファーマとの業務資本提携を発表した。グラクソ・スミスクラインが保有するJCRの発行済み株式のうち22%を212億円で取得し、筆頭株主になる。医薬品卸が製薬企業の株をこれほど大量に買うケースは珍しい。 全国展開するアルフレッサHDがアルフレッサファーマ、スズケンが三和化学研究所、東邦HDが共創未来ファーマ(旧エール薬品)をグループ子会社として抱えている。各社の事業展開はさまざまだ。 三和化学は糖尿病治療薬「セイブル」の特許が切れ、後発品企業と厳しい競争の最中にある。アルフレッサファーマはナルコレプシー治療薬「モディオダール」やハンチントン病に伴う舞踏運動治療薬「コレアジン」といった難治性疾患の治療薬を販売するほか、原薬事業などにも取り組む。共創未来ファーマは後発品事業を始めたばかりだ。今回、JCRと

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