経済記事の読み方
NISAは「本当」に必要なのか
行き当たりばったりの安易な「錬金術」
2017年11月1日号
ある投資信託会社が9月にインターネットを使って20歳から69歳の男女1万人を対象に実施したアンケートによると、「つみたてNISA」を知らない人が8割に達したという。 来年1月にスタートする積み立て型の少額投資非課税制度は、年間の非課税投資枠は40万円と少ないが、配当など運用益の非課税期間が20年と長いのが特徴だ。投資に躊躇する人でもコツコツと気長に投資できることを売り物にしている。だが、そもそもNISA自体を知らない人が多いのはないだろうか。 英国で99年に登場した少額投資非課税制度である個人貯蓄口座(Individual Savings Account)は、頭文字を取ってISAと呼ばれた。 日本では、証券投資で得た所得に対する優遇課税は12年から軽減税率10%が従来の20%に戻される予定だった。しかし措置の延長が決まり、英国式に個人貯蓄口座が導入され14年1月に取り扱いを開始...
ある投資信託会社が9月にインターネットを使って20歳から69歳の男女1万人を対象に実施したアンケートによると、「つみたてNISA」を知らない人が8割に達したという。 来年1月にスタートする積み立て型の少額投資非課税制度は、年間の非課税投資枠は40万円と少ないが、配当など運用益の非課税期間が20年と長いのが特徴だ。投資に躊躇する人でもコツコツと気長に投資できることを売り物にしている。だが、そもそもNISA自体を知らない人が多いのはないだろうか。 英国で99年に登場した少額投資非課税制度である個人貯蓄口座(Individual Savings Account)は、頭文字を取ってISAと呼ばれた。 日本では、証券投資で得た所得に対する優遇課税は12年から軽減税率10%が従来の20%に戻される予定だった。しかし措置の延長が決まり、英国式に個人貯蓄口座が導入され14年1月に取り扱いを開始する
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