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経済記事の読み方

業界首位を「猛追」する第一生命

第2回 生き残りへ激変前夜の生命保険業界

2017年11月15日号

「野武士軍団」とも言われるのが生命保険業界第2位の第一生命。業界ではガリバー・日本生命の背中はこれまで遠かったが、銀行窓販や外資買収で業容を拡大。トップの座をうかがうまでに肉薄してきている。 同社がそんな異名を取るのは、新機軸を業界に先駆けて打ち出してきたからだ。10年4月に4大生保では初めて株式上場を果たし、16年10月には逸早く持株会社に移行した。株式を公開することで証券市場からの資金調達を可能にして経営の自由度を高め、持株会社方式によって国内の異業種企業や海外の生保など迅速な企業買収を展開する体制を整えた。保険契約者が株主という生保独特の相互会社の殻を破り、少子高齢化と低金利局面における逆風に耐える経営体質を身に付けるためである。 第一生命の猛追に業界盟主の日本生命は最近、プライドを大いに傷つけられている。15年3月期の中間決算では、売上... 「野武士軍団」とも言われるのが生命保険業界第2位の第一生命。業界ではガリバー・日本生命の背中はこれまで遠かったが、銀行窓販や外資買収で業容を拡大。トップの座をうかがうまでに肉薄してきている。 同社がそんな異名を取るのは、新機軸を業界に先駆けて打ち出してきたからだ。10年4月に4大生保では初めて株式上場を果たし、16年10月には逸早く持株会社に移行した。株式を公開することで証券市場からの資金調達を可能にして経営の自由度を高め、持株会社方式によって国内の異業種企業や海外の生保など迅速な企業買収を展開する体制を整えた。保険契約者が株主という生保独特の相互会社の殻を破り、少子高齢化と低金利局面における逆風に耐える経営体質を身に付けるためである。 第一生命の猛追に業界盟主の日本生命は最近、プライドを大いに傷つけられている。15年3月期の中間決算では、売上高に

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