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海外時報

レミケードに見るバイオシミラー市場

まるで歯が立たない状況、打開策は

2017年11月15日号

 オリジナルの生物学的製剤によく似た製剤バイオシミラー(BS)が、低分子製剤のジェネリックと同じように、薬価・医薬品市場に大きな意味を持つようになるのは確実である。だが、それがいつになるのか、この数年、議論は続いているが、いまだ定かになっていない。 20年までに、米国で1000億ドル相当の市場価値を持つ生物学的製剤が独占を失う。しかし、昨年基本特許の切れた「ヒュミラ」の売上高は17年7~9月も19%増の32億ドル。アナリストも売上高ナンバーワンのTNF製剤は成長を続け、3年後に年190億ドルと予測するが、いや210億ドルはいけるとアッヴィは自信満々だ。アムジェン、サムスン・バイオエピスのBSが承認され、18年秋にも主要特許が切れるが、23年まで発売は難しいとの見方が有力だ。 カリフォルニア大学ヘイスティング法学校のフェルドマンらが、この枯れることを...  オリジナルの生物学的製剤によく似た製剤バイオシミラー(BS)が、低分子製剤のジェネリックと同じように、薬価・医薬品市場に大きな意味を持つようになるのは確実である。だが、それがいつになるのか、この数年、議論は続いているが、いまだ定かになっていない。 20年までに、米国で1000億ドル相当の市場価値を持つ生物学的製剤が独占を失う。しかし、昨年基本特許の切れた「ヒュミラ」の売上高は17年7~9月も19%増の32億ドル。アナリストも売上高ナンバーワンのTNF製剤は成長を続け、3年後に年190億ドルと予測するが、いや210億ドルはいけるとアッヴィは自信満々だ。アムジェン、サムスン・バイオエピスのBSが承認され、18年秋にも主要特許が切れるが、23年まで発売は難しいとの見方が有力だ。 カリフォルニア大学ヘイスティング法学校のフェルドマンらが、この枯れることを知ら

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