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HOLMES & VACCINE

新規抗がん剤開発の行方

第5回 ~大腸がん治療と後発品~

コイツ・ドナン

2017年11月15日号

 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、製薬企業による抗がん剤の開発動向に関して、英国で新たな推理を始めた。ドイツから来たワクチン博士の先輩で抗体医薬のスペシャリストであるマブ博士も会話に加わっている。久しぶりに顔を合わせた3人は、さっそく大腸がん治療薬を軸にして、武田薬品、中外製薬、大鵬薬品、ヤクルト本社の抗がん剤開発の話を始めた。ヤクルトは「カンプト」「エルプラット」を主力品としてきたが、近年は後発品の侵食もあって苦戦している。一方、ホームズはがん治療で重要なのは初期ステージでの介入であり、そこでは内視鏡や腹腔鏡手術がライバルになると指摘した。続いて大腸がん治療と費用の話を切り出した。 ホームズはヤクルトのカンプトやエルプラットの現状が厳しいために業績が落ち込んでいるとした。背景にあるのは競合新薬や後発品の登場、薬価...  【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、製薬企業による抗がん剤の開発動向に関して、英国で新たな推理を始めた。ドイツから来たワクチン博士の先輩で抗体医薬のスペシャリストであるマブ博士も会話に加わっている。久しぶりに顔を合わせた3人は、さっそく大腸がん治療薬を軸にして、武田薬品、中外製薬、大鵬薬品、ヤクルト本社の抗がん剤開発の話を始めた。ヤクルトは「カンプト」「エルプラット」を主力品としてきたが、近年は後発品の侵食もあって苦戦している。一方、ホームズはがん治療で重要なのは初期ステージでの介入であり、そこでは内視鏡や腹腔鏡手術がライバルになると指摘した。続いて大腸がん治療と費用の話を切り出した。 ホームズはヤクルトのカンプトやエルプラットの現状が厳しいために業績が落ち込んでいるとした。背景にあるのは競合新薬や後発品の登場、薬価引き

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