平時医療体制の破錠に備える~電光石火こそ最良の有事医療~
銃乱射事件から生き残るために
第40回
愛知医科大学 非常勤講師 照井資規
2017年11月15日号
10月1日のラスベガス(ネバダ州)での事件に続き、米国では11月5日午前(日本時間6日未明)、テキサス州の教会で、男が銃を乱射し、少なくとも26人が死亡、20人以上が負傷する銃乱射事件が発生した。現場は人口約650人の小さな町。当時は日曜礼拝中で、教会内には5~72歳の男女、50人ほどがいた。事件現場に居合わせたうちの半数が死亡し、生存者もほぼ全員が負傷していることが事件の凄惨さを物語る。 容疑者は防弾ベストを着用し、ラスベガスの事件同様、殺傷能力の高いAR15型のライフル銃を教会に向けて発射、さらに内部に入って乱射した。容疑者は車の中で死亡していた。車からは複数の銃器が発見された。 テキサス州は銃の所持率が高いがゆえに、銃犯罪が少ないことで知られていた。銃の持つ抑止力が犯罪発生を予防することを実証しているかのようだったが、今回の事件でその印象は...
10月1日のラスベガス(ネバダ州)での事件に続き、米国では11月5日午前(日本時間6日未明)、テキサス州の教会で、男が銃を乱射し、少なくとも26人が死亡、20人以上が負傷する銃乱射事件が発生した。現場は人口約650人の小さな町。当時は日曜礼拝中で、教会内には5~72歳の男女、50人ほどがいた。事件現場に居合わせたうちの半数が死亡し、生存者もほぼ全員が負傷していることが事件の凄惨さを物語る。 容疑者は防弾ベストを着用し、ラスベガスの事件同様、殺傷能力の高いAR15型のライフル銃を教会に向けて発射、さらに内部に入って乱射した。容疑者は車の中で死亡していた。車からは複数の銃器が発見された。 テキサス州は銃の所持率が高いがゆえに、銃犯罪が少ないことで知られていた。銃の持つ抑止力が犯罪発生を予防することを実証しているかのようだったが、今回の事件でその印象は覆さ
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