特別インタビュー 医薬品業界の激動の30年
元医薬品担当証券アナリスト・山本義彦
2017年11月15日号
安くつくることこそ「使命」 医薬経済社は今年30年を迎えた。これを機に第一線で医薬品業界に携わってきた方々から30年の歩みを振り返るとともに、将来を占ってもらった。第1弾は、医薬品セクターアナリストのトップランナーとして長く業界を見続け、17年3月末でSMBC日興証券を退職した山本義彦氏に話を聞いた。──この30年間を振り返るといかがでしょうか。山本 3つのキーワードがある。まずは医療費問題、次にゲノムに代表される技術革新、最後に業界再編だ。 86年12月末に東証1部に上場していたのは30社、うち11社なくなっている。17年9月末は39社で企業数は増えている(下表)。それだけ業界再編が活発に行われたということになる。再編は05年が大きな年だった。藤沢薬品と山之内製薬、三共と第一製薬、住友製薬と大日本製薬。田辺製薬と三菱ウェルファーマは07年だ。 きっかけをつくっ...
安くつくることこそ「使命」 医薬経済社は今年30年を迎えた。これを機に第一線で医薬品業界に携わってきた方々から30年の歩みを振り返るとともに、将来を占ってもらった。第1弾は、医薬品セクターアナリストのトップランナーとして長く業界を見続け、17年3月末でSMBC日興証券を退職した山本義彦氏に話を聞いた。──この30年間を振り返るといかがでしょうか。山本 3つのキーワードがある。まずは医療費問題、次にゲノムに代表される技術革新、最後に業界再編だ。 86年12月末に東証1部に上場していたのは30社、うち11社なくなっている。17年9月末は39社で企業数は増えている(下表)。それだけ業界再編が活発に行われたということになる。再編は05年が大きな年だった。藤沢薬品と山之内製薬、三共と第一製薬、住友製薬と大日本製薬。田辺製薬と三菱ウェルファーマは07年だ。 きっかけをつくったの
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