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オンザスクリュー

ポスト黒田も黒田氏本命

2017年12月1日号

 衆院選は与党勝利で終わった。この余勢を駆って、安倍晋三首相は来年4月に任期が切れる黒田東彦日本銀行総裁(写真)の後任人事の検討に入った。安倍首相の経済政策「アベノミクス」の継続が決まったことで、アベノミクスをけん引してきた黒田氏の続投に、与党内に異論は少ない。市場も黒田氏の続投をほぼ織り込み、黒田氏続投が本命視される。首相は次の5年の金融政策を睨みながら人選を進めるとみられるが、ポスト黒田も黒田氏で固まりそうだ。 総裁人事に注目が集まるのは、日銀の正副総裁人事は国会の同意が必要で、政府は18年1月召集の通常国会に人事案を示さなければ間に合わないからだ。11月1日夜に首相官邸で記者会見した安倍首相は、総裁の後任人事については「まったくの白紙だ」としながらも、黒田総裁については「手腕を信頼している。政治の最も大切な責任である雇用において、日銀...  衆院選は与党勝利で終わった。この余勢を駆って、安倍晋三首相は来年4月に任期が切れる黒田東彦日本銀行総裁(写真)の後任人事の検討に入った。安倍首相の経済政策「アベノミクス」の継続が決まったことで、アベノミクスをけん引してきた黒田氏の続投に、与党内に異論は少ない。市場も黒田氏の続投をほぼ織り込み、黒田氏続投が本命視される。首相は次の5年の金融政策を睨みながら人選を進めるとみられるが、ポスト黒田も黒田氏で固まりそうだ。 総裁人事に注目が集まるのは、日銀の正副総裁人事は国会の同意が必要で、政府は18年1月召集の通常国会に人事案を示さなければ間に合わないからだ。11月1日夜に首相官邸で記者会見した安倍首相は、総裁の後任人事については「まったくの白紙だ」としながらも、黒田総裁については「手腕を信頼している。政治の最も大切な責任である雇用において、日銀は大

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