医薬経済気象台
日中関係に好転の兆し
―足元は経済重視へシフトか―
2017年12月1日号
日中関係は政治面では依然として冷えた状態が続いているが、経済面では緊密の度を増す動きが見えてきた。11月20日、日中経済協会、経団連、日本商工会議所が合同で訪中した。総勢は約250人にのぼり、経済界の訪中団としては過去最高の規模となった。訪中団は23日まで北京で中国政府の関係者や実業界幹部と、日中協力について協議した。 日中経済協会は75年から経済界首脳による訪中団を派遣しているが、15年から3団体合同となった。訪中団として最大規模となったのは、10月の共産党大会が終わり、習近平国家主席の2期目がスタートし、「習1強」体制の下で、どのような経済政策がとられるのか、関心が高かったためだ。 習近平政権は共産党支配体制を確固たるものにすべく、ビジネスでも相次いで独自のルールを打ち出しており、これが日本企業の活動の障害になりかねない。すでに人件費の高騰に...
日中関係は政治面では依然として冷えた状態が続いているが、経済面では緊密の度を増す動きが見えてきた。11月20日、日中経済協会、経団連、日本商工会議所が合同で訪中した。総勢は約250人にのぼり、経済界の訪中団としては過去最高の規模となった。訪中団は23日まで北京で中国政府の関係者や実業界幹部と、日中協力について協議した。 日中経済協会は75年から経済界首脳による訪中団を派遣しているが、15年から3団体合同となった。訪中団として最大規模となったのは、10月の共産党大会が終わり、習近平国家主席の2期目がスタートし、「習1強」体制の下で、どのような経済政策がとられるのか、関心が高かったためだ。 習近平政権は共産党支配体制を確固たるものにすべく、ビジネスでも相次いで独自のルールを打ち出しており、これが日本企業の活動の障害になりかねない。すでに人件費の高騰によっ
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