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Patient Relations

NPO法人 日本アトピー協会

2017年12月1日号

処方制限は「悪化しろ」と同義倉谷康孝代表理事 国内で「ヒルドイド」をはじめとする医療用保湿剤の「処方制限」に向けた動きが加速している。化粧品代わりの「美容目的」による不適切な使用実態があると健康保険組合連合会や財務省が問題視。厚生労働省も11月1日の中央社会保険医療協議会総会で、これらの「適正使用」を論点に挙げるなど、逼迫する財政状況のなかで、処方制限の導入や保険給付からの一部除外が現実味を帯びている。 これに対し、美容目的の排除を目的とした処方制限が、保湿剤を必要とする患者に負担や不利益を強いることになるとの懸念も根強い。厚労省は重度のアトピー性皮膚炎、魚鱗癬などで保湿剤の大量処方があり得ると説明しており、まさにこうした疾患の患者団体が、処方制限に異議を唱えている。「アトピーは、ステロイドで状態を改善したうえで、ヒルドイドなどを用いてい... 処方制限は「悪化しろ」と同義倉谷康孝代表理事 国内で「ヒルドイド」をはじめとする医療用保湿剤の「処方制限」に向けた動きが加速している。化粧品代わりの「美容目的」による不適切な使用実態があると健康保険組合連合会や財務省が問題視。厚生労働省も11月1日の中央社会保険医療協議会総会で、これらの「適正使用」を論点に挙げるなど、逼迫する財政状況のなかで、処方制限の導入や保険給付からの一部除外が現実味を帯びている。 これに対し、美容目的の排除を目的とした処方制限が、保湿剤を必要とする患者に負担や不利益を強いることになるとの懸念も根強い。厚労省は重度のアトピー性皮膚炎、魚鱗癬などで保湿剤の大量処方があり得ると説明しており、まさにこうした疾患の患者団体が、処方制限に異議を唱えている。「アトピーは、ステロイドで状態を改善したうえで、ヒルドイドなどを用いていい状

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