後発品企業が備えるべき「危機」
数量ベース80%到達後のシビアな事業環境
2017年12月15日号
順調と言えるのだろう。 後発品専業大手3社の18年3月期第2四半期累計決算は、3社合計の売上高が、米国子会社の寄与などで、前年同期比16.0%増の2097億5300万円、合計の営業利益は19.3%増の211億4400万円と大きく伸びた。国内事業の合計売上高は3.2%増の1866億7700万円、研究開発費などの削減を含めたコスト削減効果により、営業利益の合計は13.5%増の201億800万円だった。研究開発費を除いた営業利益の合計は9.5%増の260億6300万円となっている。 3社のなかでは、東和薬品が医薬品卸ルートを積極的に展開した結果、卸経由での販売額が売上高の10%を占めるに至った。既存の直販体制とのシェアの奪い合いにより、増収効果が期待できないとの声があったなかで、予想以上の好業績だった。 18年3月期通期は「クレストール」、「オルメテック」、...
順調と言えるのだろう。 後発品専業大手3社の18年3月期第2四半期累計決算は、3社合計の売上高が、米国子会社の寄与などで、前年同期比16.0%増の2097億5300万円、合計の営業利益は19.3%増の211億4400万円と大きく伸びた。国内事業の合計売上高は3.2%増の1866億7700万円、研究開発費などの削減を含めたコスト削減効果により、営業利益の合計は13.5%増の201億800万円だった。研究開発費を除いた営業利益の合計は9.5%増の260億6300万円となっている。 3社のなかでは、東和薬品が医薬品卸ルートを積極的に展開した結果、卸経由での販売額が売上高の10%を占めるに至った。既存の直販体制とのシェアの奪い合いにより、増収効果が期待できないとの声があったなかで、予想以上の好業績だった。 18年3月期通期は「クレストール」、「オルメテック」、「
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