医薬経済オンライン

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薬局と保険会社の経営統合のインパクト

アマゾンの脅威が再編を加速する

2017年12月15日号

 アマゾンの調剤薬局市場への参入の可能性などをはじめ、何かと騒がしい米国ヘルスケア業界。そんななかで、以前から噂があった薬局と薬剤給付管理会社(PBM)を運営するCVSヘルスと全米3位の保険会社エトナが、12月3日の日曜日に統合すると発表した。CVSヘルスが約690億ドルでエトナを買収する。 エトナが長年にわたってCVSヘルスのPBM部門を通じて、ビジネス関係にあったことも、統合につながったものと考えられる。今回の統合により、支払側である保険会社と、医療機関のモニタリング、患者の薬剤管理を行うPBM、そして、処方薬を受け取る調剤薬局とが垂直統合されることとなり、「ヘルスケア複合体」が登場する。ちなみに両社の事業で競合する部門はないことから、規制上のハードルはない。18年中には新会社がスタートするだろう。 統合により、患者は予防と治療を低コス...  アマゾンの調剤薬局市場への参入の可能性などをはじめ、何かと騒がしい米国ヘルスケア業界。そんななかで、以前から噂があった薬局と薬剤給付管理会社(PBM)を運営するCVSヘルスと全米3位の保険会社エトナが、12月3日の日曜日に統合すると発表した。CVSヘルスが約690億ドルでエトナを買収する。 エトナが長年にわたってCVSヘルスのPBM部門を通じて、ビジネス関係にあったことも、統合につながったものと考えられる。今回の統合により、支払側である保険会社と、医療機関のモニタリング、患者の薬剤管理を行うPBM、そして、処方薬を受け取る調剤薬局とが垂直統合されることとなり、「ヘルスケア複合体」が登場する。ちなみに両社の事業で競合する部門はないことから、規制上のハードルはない。18年中には新会社がスタートするだろう。 統合により、患者は予防と治療を低コストで

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