医薬経済オンライン

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深層◎診療報酬改定

日医が狙う「次の薬価財源」

「本体0.55%増」スピード決着の背景

2018年1月1日号

 12月12日午前9時、東京・永田町にある自民党本部の一室で、厚生労働関係議員の幹部会が開かれた。伊吹文明元衆院議長が主導するため、「伊吹インナー」と呼ばれる。尾辻秀久氏、鴨下一郎氏、衛藤晟一氏、田村憲久氏、武見敬三氏、根本匠氏、古川俊治氏、丸川珠代氏、橋本岳氏らが集った。 終了後、伊吹氏は記者団に「(診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス報酬のトリプル改定は)今週中には全部収まるんじゃないか」と語り、飄々と去っていった。 18年度同時改定の「改定率」を巡って通例よりやや早い12月15日までの決着機運が一気に高まった。 政府・与党の調整役を実務的に担うのは政調会長代理の田村氏だ。伊吹インナー、そして政調審議会が終了すると、党本部の部屋で、予算編成を担当する財務省主計局の茶谷栄治局次長、阿久澤孝主計官と向き合った。その後、入れ替わるように今度は厚労省...  12月12日午前9時、東京・永田町にある自民党本部の一室で、厚生労働関係議員の幹部会が開かれた。伊吹文明元衆院議長が主導するため、「伊吹インナー」と呼ばれる。尾辻秀久氏、鴨下一郎氏、衛藤晟一氏、田村憲久氏、武見敬三氏、根本匠氏、古川俊治氏、丸川珠代氏、橋本岳氏らが集った。 終了後、伊吹氏は記者団に「(診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス報酬のトリプル改定は)今週中には全部収まるんじゃないか」と語り、飄々と去っていった。 18年度同時改定の「改定率」を巡って通例よりやや早い12月15日までの決着機運が一気に高まった。 政府・与党の調整役を実務的に担うのは政調会長代理の田村氏だ。伊吹インナー、そして政調審議会が終了すると、党本部の部屋で、予算編成を担当する財務省主計局の茶谷栄治局次長、阿久澤孝主計官と向き合った。その後、入れ替わるように今度は厚労省の渡

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