医薬経済オンライン

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改定財源まで「付け替え」を許す調剤薬局

「医師にもの言えぬ」分業に意味なし

2018年1月1日号

「日本薬剤師会は大丈夫なのか。どうにも弱気で危機感が伝わってこない。調剤は明らかにまずい状況だが、毅然と財源を要求するような声は聞かれないぞ。これだけ叩かれているのに、マゾなのか?」 11月上旬のある日のこと。永田町の参院議員会館1階の廊下で、自民党厚生労働族の主要議員2人が立ち話を交わしていた。2人は直前まで、製薬産業を扱う会合に出席していたが、立ち話の話題はもっぱら「薬局」について。18年度薬価制度改革で「抜本的見直し」とは名ばかりの大幅引き下げを受けそうな製薬業界の杞憂を「それよりも」と脇に置き、18年度調剤報酬改定の話を始めた。「衆院選の支援もうまくいったはずだろう。なぜ日薬は『医科1:調剤0.3の財源配分比率の堅持』しか求めないんだ。以前(08年度改定まで)の比率は0.4だったはずだ。『0.3をください』では、落としどころはそれ以下になる... 「日本薬剤師会は大丈夫なのか。どうにも弱気で危機感が伝わってこない。調剤は明らかにまずい状況だが、毅然と財源を要求するような声は聞かれないぞ。これだけ叩かれているのに、マゾなのか?」 11月上旬のある日のこと。永田町の参院議員会館1階の廊下で、自民党厚生労働族の主要議員2人が立ち話を交わしていた。2人は直前まで、製薬産業を扱う会合に出席していたが、立ち話の話題はもっぱら「薬局」について。18年度薬価制度改革で「抜本的見直し」とは名ばかりの大幅引き下げを受けそうな製薬業界の杞憂を「それよりも」と脇に置き、18年度調剤報酬改定の話を始めた。「衆院選の支援もうまくいったはずだろう。なぜ日薬は『医科1:調剤0.3の財源配分比率の堅持』しか求めないんだ。以前(08年度改定まで)の比率は0.4だったはずだ。『0.3をください』では、落としどころはそれ以下になる」

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