医薬経済オンライン

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熊本こそ化血研新社の「アキレス腱」

「宝」と浮かれているが「茨の道」は続く

2018年1月1日号

 スポーツでは「ホームゲーム」の勝率が高いと言われている。地元ファンの熱い声援は選手を鼓舞するが、時に他者を戸惑わせる。「国内有数の企業として地位を築いてきた『熊本の宝』です」 こう言い切ったのは、熊本県の蒲島郁夫知事。その「宝」とは、過去最長となる「110日間」もの業務停止命令を下され、世間を騒がせた化学及血清療法研究所だ。 12月13日午後、熊本県庁内の知事応接室には蒲島郁夫知事、その眼前には表敬訪問した明治ホールディングスの松尾正彦社長と化血研の木下統晴理事長の姿があった。 前日の12日、明治HD、化血研はそれぞれ事業譲渡に関する基本合意書を締結したと発表。化血研の事業の柱である「ワクチン」「血漿分画製剤」「動物薬」を、明治HDと熊本の地元企業7社、熊本県が出資する新会社へ移管し、明治HD子会社となって再出発する。木下氏は挨拶で「やっと...  スポーツでは「ホームゲーム」の勝率が高いと言われている。地元ファンの熱い声援は選手を鼓舞するが、時に他者を戸惑わせる。「国内有数の企業として地位を築いてきた『熊本の宝』です」 こう言い切ったのは、熊本県の蒲島郁夫知事。その「宝」とは、過去最長となる「110日間」もの業務停止命令を下され、世間を騒がせた化学及血清療法研究所だ。 12月13日午後、熊本県庁内の知事応接室には蒲島郁夫知事、その眼前には表敬訪問した明治ホールディングスの松尾正彦社長と化血研の木下統晴理事長の姿があった。 前日の12日、明治HD、化血研はそれぞれ事業譲渡に関する基本合意書を締結したと発表。化血研の事業の柱である「ワクチン」「血漿分画製剤」「動物薬」を、明治HDと熊本の地元企業7社、熊本県が出資する新会社へ移管し、明治HD子会社となって再出発する。木下氏は挨拶で「やっとトン

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