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日循代表選挙に「波乱」の萌芽

2期目狙う現職の東大・小室教授に不満燻る

2018年1月1日号

 一般社団法人「日本循環器学会」(日循)の代表理事の選出が3月23日に大阪市で行われる。日循は日本消化器病学会に次ぐ日本最大規模の内科系学会と知られ、会員数は2万6000人。日本の医療政策や医学研究費の動向に影響を与える巨大組織だ。 現在、代表を務めているのは東京大学大学院医学系研究科の小室一成教授。東大医学部の中でもさらにエリートが集まる第三内科の出身で、東大医学部出身のプリンスと呼ばれてきた。同じ第三内科の先達には、矢崎義雄教授(国際医療福祉大学・総長)や永井良三教授(自治医科大学・学長)がおり、やはり日循代表経験者。日循代表を務めることは、東大医学部の出世街道の王道と言える。小室氏は、そんな地位に2年前の16年6月(任期2年)に就いた。 しかし、小室氏はすんなりと日循トップに選ばれたわけではない。16年3月に仙台市で開かれた代表選挙では...  一般社団法人「日本循環器学会」(日循)の代表理事の選出が3月23日に大阪市で行われる。日循は日本消化器病学会に次ぐ日本最大規模の内科系学会と知られ、会員数は2万6000人。日本の医療政策や医学研究費の動向に影響を与える巨大組織だ。 現在、代表を務めているのは東京大学大学院医学系研究科の小室一成教授。東大医学部の中でもさらにエリートが集まる第三内科の出身で、東大医学部出身のプリンスと呼ばれてきた。同じ第三内科の先達には、矢崎義雄教授(国際医療福祉大学・総長)や永井良三教授(自治医科大学・学長)がおり、やはり日循代表経験者。日循代表を務めることは、東大医学部の出世街道の王道と言える。小室氏は、そんな地位に2年前の16年6月(任期2年)に就いた。 しかし、小室氏はすんなりと日循トップに選ばれたわけではない。16年3月に仙台市で開かれた代表選挙では苦戦

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