医薬経済オンライン

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流通GLで卸が支払う「代償」

製薬企業と医療機関から冷たい視線浴びる

2018年1月1日号

 薬価制度改革と併せて、厚生労働省がねじ込んだ「流通改善ガイドライン」は、医薬品卸業界への“お年玉”だったのだろうか。「大災害など有事に滞りなく医薬品を供給できたのは卸の皆さんのおかげ。全体的に『模範生』のような業界だと思う」 今から1年以上前の16年11月10日、都内の有楽町マリオンで開催されたセミナー。日本医薬品卸売業連合会の75周年を記念する晴れの席で、「卸への愛」を隠さず公言する武田俊彦医薬・生活衛生局長(当時)の姿があった。 さらに、流通を直接所管しない医薬局長の立場であるものの、唐突にある「思い」を明かしていた。「今は流通に関するGLはない。公的規制をどう考えるか。いろいろと考えると、まだやることもあると思う。できたらメーカーのプロモーションも含めて、流通全体に対する公的関与の仕方について、議論を始められればと考えている」 その後、公...  薬価制度改革と併せて、厚生労働省がねじ込んだ「流通改善ガイドライン」は、医薬品卸業界への“お年玉”だったのだろうか。「大災害など有事に滞りなく医薬品を供給できたのは卸の皆さんのおかげ。全体的に『模範生』のような業界だと思う」 今から1年以上前の16年11月10日、都内の有楽町マリオンで開催されたセミナー。日本医薬品卸売業連合会の75周年を記念する晴れの席で、「卸への愛」を隠さず公言する武田俊彦医薬・生活衛生局長(当時)の姿があった。 さらに、流通を直接所管しない医薬局長の立場であるものの、唐突にある「思い」を明かしていた。「今は流通に関するGLはない。公的規制をどう考えるか。いろいろと考えると、まだやることもあると思う。できたらメーカーのプロモーションも含めて、流通全体に対する公的関与の仕方について、議論を始められればと考えている」 その後、公の場

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