医薬経済気象台
どうなる新年景気の行方
―内需主導で堅調維持―
2018年1月1日号
18年はどのような年になるのか。やはり気になるのは、景気の行方である。17年は尻上がりに明るい指標が増えた。これを受けて、18年も回復の足取りが続く可能性が高い。実質GDPは16年1~3月期からプラス成長を続けており、17年7~9月期で7四半期連続のプラスとなった。10~12月期の速報値は2月14日に発表の予定だが、プラス成長を維持したことは間違いない。暦年(1〜12月)ベースの実質GDP成長率は1.7%と見込まれ、16年の0.9%から回復が加速している。 背景には、海外経済の緩やかな回復で輸出が増勢に転じ、国内では人手不足に対応した設備投資が増えたうえ、五輪投資のスタートで公共投資が本格化したことがある。ただ、消費の回復は遅れている。日本の経済予測は年度ベースを基本としているため、公的な18年見通しはないが、民間予想の平均値は1.4%の成長だ。17年に比べて若...
18年はどのような年になるのか。やはり気になるのは、景気の行方である。17年は尻上がりに明るい指標が増えた。これを受けて、18年も回復の足取りが続く可能性が高い。実質GDPは16年1~3月期からプラス成長を続けており、17年7~9月期で7四半期連続のプラスとなった。10~12月期の速報値は2月14日に発表の予定だが、プラス成長を維持したことは間違いない。暦年(1〜12月)ベースの実質GDP成長率は1.7%と見込まれ、16年の0.9%から回復が加速している。 背景には、海外経済の緩やかな回復で輸出が増勢に転じ、国内では人手不足に対応した設備投資が増えたうえ、五輪投資のスタートで公共投資が本格化したことがある。ただ、消費の回復は遅れている。日本の経済予測は年度ベースを基本としているため、公的な18年見通しはないが、民間予想の平均値は1.4%の成長だ。17年に比べて若干
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