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「理不尽極まりない」薬価制度抜本改革

2018年1月1日号

 薬価制度の抜本改革が、17年12月20日の中央社会保険医療協議会総会で決まった。 一連の改革は16年11月25日、経済財政諮問会議での安倍晋三首相の指示から始まった。安倍首相は、「薬価について『オプジーボ』の価格を17年2月から5割引き下げることにした。民間議員から提案のあった薬価の改定ルールの抜本的見直し、透明性の向上、新薬の評価の際の費用対効果の反映などが重要といった指摘があった。薬価制度の抜本改革に向けて、諮問会議で議論し、年内に基本方針を取りまとめてほしい」と述べた。 これを受けて、16年12月20日、「薬価制度の抜本改革に向けた基本方針」が取りまとめられた。また、国民が恩恵を受ける「国民負担の軽減」と「医療の質の向上」を実現する観点から、薬価制度の抜本的改革案が提示された。 このなかで、最も憂慮すべきは新薬創出・適応外薬解消等促進加算制度に係る...  薬価制度の抜本改革が、17年12月20日の中央社会保険医療協議会総会で決まった。 一連の改革は16年11月25日、経済財政諮問会議での安倍晋三首相の指示から始まった。安倍首相は、「薬価について『オプジーボ』の価格を17年2月から5割引き下げることにした。民間議員から提案のあった薬価の改定ルールの抜本的見直し、透明性の向上、新薬の評価の際の費用対効果の反映などが重要といった指摘があった。薬価制度の抜本改革に向けて、諮問会議で議論し、年内に基本方針を取りまとめてほしい」と述べた。 これを受けて、16年12月20日、「薬価制度の抜本改革に向けた基本方針」が取りまとめられた。また、国民が恩恵を受ける「国民負担の軽減」と「医療の質の向上」を実現する観点から、薬価制度の抜本的改革案が提示された。 このなかで、最も憂慮すべきは新薬創出・適応外薬解消等促進加算制度に係る部分

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