医薬経済オンライン

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賛否両論

すでに無意味な紳士協定「1:1:0.3」

18年度診療報酬改定

2018年1月1日号

「調剤が上がる理由はどこにもない」。厚生労働官僚は吐き捨てた。 17年は偽ハーボニー事件で幕を開け、処方箋付け替え不正請求が続発、相次ぐ薬局不祥事に分業バッシングは頂点に達した。そんな状況下で決まった18年度診療報酬改定は、本体の技術料が0.55%増。医科0.63%、調剤0.19%のプラス改定となった。ただし、調剤は本体とは別の「外枠」扱いで大型門前薬局が引き下げられる。 外枠とは技術料本体に戻さず、別の財源に回す引き下げ枠だ。医療費ベースで調剤の外枠分は約224億円のマイナス。本体0.19%増は150億円程度と見積もられることから、どう計算してもマイナス改定。調剤のひとり負けだ。 日本薬剤師会は、外枠引き下げに関して「社会から受けた指摘が遠因」と分析し「甘受」する姿勢を表明。さらに、全体としては「大変感謝」などとコメントした。医科、歯科、調剤の公平な... 「調剤が上がる理由はどこにもない」。厚生労働官僚は吐き捨てた。 17年は偽ハーボニー事件で幕を開け、処方箋付け替え不正請求が続発、相次ぐ薬局不祥事に分業バッシングは頂点に達した。そんな状況下で決まった18年度診療報酬改定は、本体の技術料が0.55%増。医科0.63%、調剤0.19%のプラス改定となった。ただし、調剤は本体とは別の「外枠」扱いで大型門前薬局が引き下げられる。 外枠とは技術料本体に戻さず、別の財源に回す引き下げ枠だ。医療費ベースで調剤の外枠分は約224億円のマイナス。本体0.19%増は150億円程度と見積もられることから、どう計算してもマイナス改定。調剤のひとり負けだ。 日本薬剤師会は、外枠引き下げに関して「社会から受けた指摘が遠因」と分析し「甘受」する姿勢を表明。さらに、全体としては「大変感謝」などとコメントした。医科、歯科、調剤の公平な按分

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