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話題の焦点

「病状説明に好都合なオノマトペ」

2018年1月15日号

 患者が自分の病状を説明するのに、擬音・擬態語(オノマトペ)が大変役立っている。 例えば痛みの表現ひとつとっても、「シクシク」「じんじん」「ずきんずきん」あるいは「ずしんと」などと、痛みの微妙な様子を精一杯わかりやすく言い表す。「蜂にチクッと刺されたようになって、その後ズーンと痛くなってきた」というように、細かく話してくれると、最初、侵害受容性疼痛があって、次に炎症性疼痛が加わったものとわかり、診断し治療するのに大変役立ったというドクターのコメントがある。 騒々しく感ずる関西弁でも、オノマトペの使い方では他県人を凌いでいるとの調査結果がある。 日本は、文字を持たない話し言葉の時期、太古の昔が少々長く続いたため、表現方法がより直接的、具体的になったものとされる。 世界に冠たる日本のものづくりの繊細さは、日本式表現方法のそれとまさに相通ずる...  患者が自分の病状を説明するのに、擬音・擬態語(オノマトペ)が大変役立っている。 例えば痛みの表現ひとつとっても、「シクシク」「じんじん」「ずきんずきん」あるいは「ずしんと」などと、痛みの微妙な様子を精一杯わかりやすく言い表す。「蜂にチクッと刺されたようになって、その後ズーンと痛くなってきた」というように、細かく話してくれると、最初、侵害受容性疼痛があって、次に炎症性疼痛が加わったものとわかり、診断し治療するのに大変役立ったというドクターのコメントがある。 騒々しく感ずる関西弁でも、オノマトペの使い方では他県人を凌いでいるとの調査結果がある。 日本は、文字を持たない話し言葉の時期、太古の昔が少々長く続いたため、表現方法がより直接的、具体的になったものとされる。 世界に冠たる日本のものづくりの繊細さは、日本式表現方法のそれとまさに相通ずるもの

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