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OBSERVER

鈴木賢・日本医薬品卸売業連合会会長

2018年1月15日号

卸には「主体性」が必要――「流通改善ガイドライン」が4月に施行されます。目的は①「過度な薬価差構造からの脱却」、②「薬価調査での適切な市場実勢価の把握」、③「流通機能の安定性、流通経費等の負担の公平性確保」の3つ。日本医薬品卸売業連合会はGL策定を要望していました。鈴木 これまでに流改懇(医療用医薬品の流通改善に関する懇談会)の議論を踏まえた「緊急提言」と「新提言」が示されているが、卸を含め流通当事者が実行することが重要だった。ただ、今回のGLは「国主導」という強い表現を用いている。本気度が違う。 卸は経営トップからMSまで趣旨を十分理解し、主体的にスタンスを決めて実行することが重要だ。国は本気。卸も本気で取り組む。GLは、メーカーと卸だけの話ではなく、得意先(医療機関・薬局)まで理解を高める必要がある。──GLには医薬品の価値や流通コストを無... 卸には「主体性」が必要――「流通改善ガイドライン」が4月に施行されます。目的は①「過度な薬価差構造からの脱却」、②「薬価調査での適切な市場実勢価の把握」、③「流通機能の安定性、流通経費等の負担の公平性確保」の3つ。日本医薬品卸売業連合会はGL策定を要望していました。鈴木 これまでに流改懇(医療用医薬品の流通改善に関する懇談会)の議論を踏まえた「緊急提言」と「新提言」が示されているが、卸を含め流通当事者が実行することが重要だった。ただ、今回のGLは「国主導」という強い表現を用いている。本気度が違う。 卸は経営トップからMSまで趣旨を十分理解し、主体的にスタンスを決めて実行することが重要だ。国は本気。卸も本気で取り組む。GLは、メーカーと卸だけの話ではなく、得意先(医療機関・薬局)まで理解を高める必要がある。──GLには医薬品の価値や流通コストを無視

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