年内に変動する「官高党低」体制
同時改定で日医に配慮した安倍首相
2018年1月15日号
安倍晋三首相は17年秋の衆院選で圧勝し、12月26日には12年の政権返り咲きから5年を迎えた。9月の自民党総裁選で3選を果たし、任期を21年9月まで3年延ばして悲願の憲法改正を――。首相は自身が思い描く政権の未来予想図に、一歩一歩近づいているように見える。ただ、長く続く「安倍一強」体制は、脆さも顔を覗かせ始めている。 4日午後。三重県の伊勢神宮参拝後、年頭の記者会見に臨んだ安倍首相は自信に満ちあふれていた。北朝鮮問題から切り出した首相は、22日招集の通常国会を「働き方改革国会にする」と強調したのに続けて戌年の抱負に触れ「憲法のあるべき姿をしっかり提案し、改憲に向けた国民的議論を一層深めていく、そのような1年にしたい」と力強く語った。 安倍内閣は15年の安全保障法制の強行採決で、一時支持率を大きく下げた。昨年の通常国会では、学校法人「森友・加計学園」問...
安倍晋三首相は17年秋の衆院選で圧勝し、12月26日には12年の政権返り咲きから5年を迎えた。9月の自民党総裁選で3選を果たし、任期を21年9月まで3年延ばして悲願の憲法改正を――。首相は自身が思い描く政権の未来予想図に、一歩一歩近づいているように見える。ただ、長く続く「安倍一強」体制は、脆さも顔を覗かせ始めている。 4日午後。三重県の伊勢神宮参拝後、年頭の記者会見に臨んだ安倍首相は自信に満ちあふれていた。北朝鮮問題から切り出した首相は、22日招集の通常国会を「働き方改革国会にする」と強調したのに続けて戌年の抱負に触れ「憲法のあるべき姿をしっかり提案し、改憲に向けた国民的議論を一層深めていく、そのような1年にしたい」と力強く語った。 安倍内閣は15年の安全保障法制の強行採決で、一時支持率を大きく下げた。昨年の通常国会では、学校法人「森友・加計学園」問題な
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