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眺望 医薬街道

現金卸を「必要悪」で片付けるな

近藤正觀

2018年1月15日号

 17年12月28日、厚生労働省は「医療用医薬品の偽造品流通防止のための施策のあり方に関する検討会」の最終報告を公表した。17年1月に発覚したC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品流通問題を受け、その防止策を謳っている。 ハーボニー配合錠は、経口でのC型肝炎治療が可能な画期的薬剤で、ギリアド・サイエンシズが「ソバルディ」に続いて発売した製品。1錠の薬価は5万4796.90円と高額だ。28錠入りのボトル形態で販売されたことが、偽造の一因となった。1ボトル153万円相当の偽造品を持ち込んだ犯人は医薬品業界に詳しい人間と推察され、未だに逮捕まで至っていない。しかも、「この医薬品は偽造ではないのか」と患者の指摘で初めてわかったというお粗末さだ。 厚労省が調査したところ、東京・神田の現金卸「エール薬品」を含めた計6社から「関西メディコ」に流れたという。判明...  17年12月28日、厚生労働省は「医療用医薬品の偽造品流通防止のための施策のあり方に関する検討会」の最終報告を公表した。17年1月に発覚したC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品流通問題を受け、その防止策を謳っている。 ハーボニー配合錠は、経口でのC型肝炎治療が可能な画期的薬剤で、ギリアド・サイエンシズが「ソバルディ」に続いて発売した製品。1錠の薬価は5万4796.90円と高額だ。28錠入りのボトル形態で販売されたことが、偽造の一因となった。1ボトル153万円相当の偽造品を持ち込んだ犯人は医薬品業界に詳しい人間と推察され、未だに逮捕まで至っていない。しかも、「この医薬品は偽造ではないのか」と患者の指摘で初めてわかったというお粗末さだ。 厚労省が調査したところ、東京・神田の現金卸「エール薬品」を含めた計6社から「関西メディコ」に流れたという。判明し

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