平時医療体制の破錠に備える~電光石火こそ最良の有事医療~
市民による救命の法的問題
第44回
愛知医科大学 非常勤講師 照井資規
2018年1月15日号
平時医療体制が破綻する事態となった場合、治療能力に比べ、重症外傷傷病者数が途方もなく多くなる。その際の最大救命の鍵となるのは、いかに診療資格を持たない市民を診療の介助に動員できるかであり、それにより医療従事者、とくに医師が治療に専念できる環境を整えることだ。これから3回にかけて、診療資格を持たない「バイスタンダー」(偶然居合わせた一般市民)や「ファースト・レスポンダー」(一定頻度者=後述)が救命行為を行ううえで避けられない法的問題について考察する。 記事の内容は一般的な見解を説明・表現したものであり、筆者と本誌は記事の情報の利用の際に発生した損害について、一切の責任は負いかねること、また記事の情報は、発行時点の現状有姿のままであり、商品性、特定目的への適合性、最新性が保証されるものではないことを断っておく。日本の災害医療の最大の弱点 ...
平時医療体制が破綻する事態となった場合、治療能力に比べ、重症外傷傷病者数が途方もなく多くなる。その際の最大救命の鍵となるのは、いかに診療資格を持たない市民を診療の介助に動員できるかであり、それにより医療従事者、とくに医師が治療に専念できる環境を整えることだ。これから3回にかけて、診療資格を持たない「バイスタンダー」(偶然居合わせた一般市民)や「ファースト・レスポンダー」(一定頻度者=後述)が救命行為を行ううえで避けられない法的問題について考察する。 記事の内容は一般的な見解を説明・表現したものであり、筆者と本誌は記事の情報の利用の際に発生した損害について、一切の責任は負いかねること、また記事の情報は、発行時点の現状有姿のままであり、商品性、特定目的への適合性、最新性が保証されるものではないことを断っておく。日本の災害医療の最大の弱点 日本
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