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海外時報

18年を包む「漠然」とした不安

46製剤が承認、R&D生産性は回復したのか

2018年1月15日号

 エバリュエート・ファーマの米国医薬品市場プレビュー(EPバンテージ)は、ここ数年の新年展望の変遷を次のように要約する。15年─勢いはどこまで続く?16年─バイオテック・ブームに不安17年─トランプが心情・雰囲気を支配18年─支配的なテーマが定かではない年 薬価議論は続くが、大統領のツイートはもう無視していい。新薬開発が基調を成すのなら、悲観する必要はないはずだ。17年のバイオテック株は上昇を続けた。サイエンスは機能しているが、投資家はまだ慎重だ。産業界は資金流入を流出が上回る状況にあった。 こうした漠然とした不安は、引き続き市場のバロメーターになるがん免疫療法を包む不確実性に象徴的だ。5剤の競争状態に入ったPD(L)1阻害剤は17年、類似性より腫瘍タイプ・部位によるパフォーマンスの違いが露わになった。だが、プレビューは、限界を克服する併用療法の優劣が...  エバリュエート・ファーマの米国医薬品市場プレビュー(EPバンテージ)は、ここ数年の新年展望の変遷を次のように要約する。15年─勢いはどこまで続く?16年─バイオテック・ブームに不安17年─トランプが心情・雰囲気を支配18年─支配的なテーマが定かではない年 薬価議論は続くが、大統領のツイートはもう無視していい。新薬開発が基調を成すのなら、悲観する必要はないはずだ。17年のバイオテック株は上昇を続けた。サイエンスは機能しているが、投資家はまだ慎重だ。産業界は資金流入を流出が上回る状況にあった。 こうした漠然とした不安は、引き続き市場のバロメーターになるがん免疫療法を包む不確実性に象徴的だ。5剤の競争状態に入ったPD(L)1阻害剤は17年、類似性より腫瘍タイプ・部位によるパフォーマンスの違いが露わになった。だが、プレビューは、限界を克服する併用療法の優劣が療法

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