医薬経済オンライン

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特別インタビュー 医薬品業界の激動の30年

澤井弘行・沢井製薬会長

2018年1月15日号

歴代会長会社が消えた業界 30周年を迎えた医薬経済社の特別インタビュー第2弾は、沢井製薬会長の澤井弘行氏。制度変更によって市場環境が激変する後発品業界をけん引してきた。今なお薬価制度改革で潮目が変わるなか、急成長を遂げてきた後発品業界を改めて振り返ってもらった。──政府が後発品数量シェア80%の目標を打ち出し、使用量も伸びています。澤井 御社は30周年ですが、私はこの業界に入って50数年になります。当時は、ジェネリック(GE)のことを「ゾロ」「ゾロゾロ」「コピー」、大阪では「パチもん」と呼ばれました。世界ではGEという確固とした地位があるにもかかわらず、厚生省(当時)の公式発表でさえ、20年ぐらい前まではゾロという言葉が使われていました。(病院では)「表からじゃなくて裏口から入ってこい」と言われ、新薬メーカーからは「本当に効くのか」「品質が信用でき... 歴代会長会社が消えた業界 30周年を迎えた医薬経済社の特別インタビュー第2弾は、沢井製薬会長の澤井弘行氏。制度変更によって市場環境が激変する後発品業界をけん引してきた。今なお薬価制度改革で潮目が変わるなか、急成長を遂げてきた後発品業界を改めて振り返ってもらった。──政府が後発品数量シェア80%の目標を打ち出し、使用量も伸びています。澤井 御社は30周年ですが、私はこの業界に入って50数年になります。当時は、ジェネリック(GE)のことを「ゾロ」「ゾロゾロ」「コピー」、大阪では「パチもん」と呼ばれました。世界ではGEという確固とした地位があるにもかかわらず、厚生省(当時)の公式発表でさえ、20年ぐらい前まではゾロという言葉が使われていました。(病院では)「表からじゃなくて裏口から入ってこい」と言われ、新薬メーカーからは「本当に効くのか」「品質が信用できない

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