オンザスクリュー
国税庁長官の身の処し方
2018年2月1日号
2月の確定申告を前に、全国の税務署職員が難しい対応を迫られている。国税庁職員で組織する「全国税労働組合」が17年10月に佐川宣寿国税庁長官と団体交渉し、機関紙「全国税」で職員が苦情の矢面に立たされていることを伝えた。 学校法人「森友学園」への国有地売却問題の答弁で、財務省理財局長だった佐川長官は森友への値引き6億円について「記録は破棄した」「電子データも復元できないシステムになっている」と答弁した。その後、国税庁長官に昇格したことから、野党からは「論功行賞の人事」と批判されたうえ、長官就任会見を開かず、さらに批判された。会見を拒否した長官は過去におらず「異例の対応」だった。 佐川長官の発言が外に伝えられたのは、この機関紙が初めてで、見出しは辛らつだ。「職員が苦情の矢面に」、「佐川国税庁長官、職員へ謝る姿勢なし」と続く。冒頭、全国税委員長が...
2月の確定申告を前に、全国の税務署職員が難しい対応を迫られている。国税庁職員で組織する「全国税労働組合」が17年10月に佐川宣寿国税庁長官と団体交渉し、機関紙「全国税」で職員が苦情の矢面に立たされていることを伝えた。 学校法人「森友学園」への国有地売却問題の答弁で、財務省理財局長だった佐川長官は森友への値引き6億円について「記録は破棄した」「電子データも復元できないシステムになっている」と答弁した。その後、国税庁長官に昇格したことから、野党からは「論功行賞の人事」と批判されたうえ、長官就任会見を開かず、さらに批判された。会見を拒否した長官は過去におらず「異例の対応」だった。 佐川長官の発言が外に伝えられたのは、この機関紙が初めてで、見出しは辛らつだ。「職員が苦情の矢面に」、「佐川国税庁長官、職員へ謝る姿勢なし」と続く。冒頭、全国税委員長が「佐
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