医薬経済オンライン

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看護学者から見た個別化医療とグローバリズム

VRプロジェクト前夜

第7回

大阪大学大学院医学系研究科 統合保健看護科学分野准教授 公益財団法人浅香山病院臨床研修特任部長 山川みやえ

2018年2月1日号

 ようやくVR(バーチャル・リアリティ)の活用について書ける。連載して思うことは、どんな方向にいくのかわからない。まるで人生のようである。そういうことも楽しめなければ、毎月訪れる鬼編集者のプレッシャーに耐え得ることはできない。「週刊で連載を持っている人は本当に大変だなぁ」と思うが、やっぱりやってみないと、人には他人のことなんてわからないのだ。実際に体験してみて初めてわかることもある。VRはまさにそこを突いた画期的なツールだ。 本当に、人には他人のことはわからない。自分の体験した範囲なら記憶を辿ってこういうことになるのだろうなと思う。しかし、未知の体験はどうしようもない。高齢者、認知症、その他障害者など、自分が経験したことのないものに対して、相手の立場になるのは簡単ではない。時代のせいにはしたくないが、多くの場面で、安全面を重視するあまり...  ようやくVR(バーチャル・リアリティ)の活用について書ける。連載して思うことは、どんな方向にいくのかわからない。まるで人生のようである。そういうことも楽しめなければ、毎月訪れる鬼編集者のプレッシャーに耐え得ることはできない。「週刊で連載を持っている人は本当に大変だなぁ」と思うが、やっぱりやってみないと、人には他人のことなんてわからないのだ。実際に体験してみて初めてわかることもある。VRはまさにそこを突いた画期的なツールだ。 本当に、人には他人のことはわからない。自分の体験した範囲なら記憶を辿ってこういうことになるのだろうなと思う。しかし、未知の体験はどうしようもない。高齢者、認知症、その他障害者など、自分が経験したことのないものに対して、相手の立場になるのは簡単ではない。時代のせいにはしたくないが、多くの場面で、安全面を重視するあまり、管

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