医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

平時医療体制の破錠に備える~電光石火こそ最良の有事医療~

市民による救命の法的問題

第45回

愛知医科大学 非常勤講師 照井資規

2018年2月1日号

 英語のfirst aidには「応急処置」「応急手当」「救急処置」など、さまざまな訳語が当てられているので、ここで整理したい。 応急処置は、救急隊員が行うものと定義されている。これは自衛隊も共通している。医療の専門教育を受けた公務員が、医師による治療を受けられるまでの間、「傷病者」(casualty)の生命を維持したり、症状が悪化しないようにしたりする行為を指す。 これに対し、「一般市民」(Bystander)や「一定頻度者」(First Responder)が行うものを「応急手当」と呼ぶ。最近は、銃創・爆傷・刃物による致命的大出血ではわずか1分で、心原性心停止では3分で死亡率が50%に達してしまうことから、止血法と心肺蘇生法を「救命処置(手当)」と呼び、より緊急性の高い表現となった。自衛隊では負傷した隊員自らがまたは相互に行う処置は救急処置と定義されている。「生命の急は自ら救う...  英語のfirst aidには「応急処置」「応急手当」「救急処置」など、さまざまな訳語が当てられているので、ここで整理したい。 応急処置は、救急隊員が行うものと定義されている。これは自衛隊も共通している。医療の専門教育を受けた公務員が、医師による治療を受けられるまでの間、「傷病者」(casualty)の生命を維持したり、症状が悪化しないようにしたりする行為を指す。 これに対し、「一般市民」(Bystander)や「一定頻度者」(First Responder)が行うものを「応急手当」と呼ぶ。最近は、銃創・爆傷・刃物による致命的大出血ではわずか1分で、心原性心停止では3分で死亡率が50%に達してしまうことから、止血法と心肺蘇生法を「救命処置(手当)」と呼び、より緊急性の高い表現となった。自衛隊では負傷した隊員自らがまたは相互に行う処置は救急処置と定義されている。「生命の急は自ら救うより

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence