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HOLMES & VACCINE

新規抗がん剤開発の行方

第10回~選択と集中~

コイツ・ドナン

2018年2月1日号

 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、製薬会社による抗がん剤の開発動向に関して、英国で新たな推理を始めた。ドイツから来たワクチン博士の先輩で抗体医薬のスペシャリストであるマブ博士も会話に加わっている。久しぶりに顔を合わせた3人は、さっそく大腸がんを軸にして、がん治療の話を始めた。ホームズは大腸がんの術後の再発防止化学療法に関しては、併用療法で後発品が用いられるケースが増えてきたと指摘。ヤクルト本社も後発品を出して、主力品の落ち込みを緩和しているという。また、ホームズは後発品の抗がん剤で一目置かれている日本化薬の現状を探りながら推理を続けているが、アクゾノーベルをめざすべきという考えを披露した。 私は日本化薬の話を聞いて、改めて感じたことは、私が住んでいる欧州(英国)や、薬価問題を含め「行き過ぎている」米国と比較すると、...  【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、製薬会社による抗がん剤の開発動向に関して、英国で新たな推理を始めた。ドイツから来たワクチン博士の先輩で抗体医薬のスペシャリストであるマブ博士も会話に加わっている。久しぶりに顔を合わせた3人は、さっそく大腸がんを軸にして、がん治療の話を始めた。ホームズは大腸がんの術後の再発防止化学療法に関しては、併用療法で後発品が用いられるケースが増えてきたと指摘。ヤクルト本社も後発品を出して、主力品の落ち込みを緩和しているという。また、ホームズは後発品の抗がん剤で一目置かれている日本化薬の現状を探りながら推理を続けているが、アクゾノーベルをめざすべきという考えを披露した。 私は日本化薬の話を聞いて、改めて感じたことは、私が住んでいる欧州(英国)や、薬価問題を含め「行き過ぎている」米国と比較すると、日本

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