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経済記事の読み方

手数料の徴収と値上げ目論む銀行業界

「収益性低下」を大義名分に

2018年2月1日号

 先日、スーパーで買い物をして支払いを済ますと、かごの中にレジ袋がなかった。店員に促すと「5円だ」と言う。行きつけの店では入用かどうか一言あるものだが、この店は客のほうで申し出るのが慣例のようだった。 ところで銀行業界で、手数料の徴収や引き上げの動きが出始めている。 みずほ銀行は1月から両替手数料の値上げを開始した。これまで無料だった窓口では、紙幣50枚までが324円(税込)と有料になり、自動両替機では2回目の両替で紙幣500枚までが、従来の倍となる200円を取るようになった。窓口でも機械でも、同行に口座のある顧客は割引がある。 自行利用者は優遇するものの、他行顧客にはそれなりのサービス体系というのは、システム化が進みながらも収益力が低下し、差別化せざるを得ない銀行の今の姿を反映している。 紙幣や硬貨を細かくする必要のある顧客は、日々の利...  先日、スーパーで買い物をして支払いを済ますと、かごの中にレジ袋がなかった。店員に促すと「5円だ」と言う。行きつけの店では入用かどうか一言あるものだが、この店は客のほうで申し出るのが慣例のようだった。 ところで銀行業界で、手数料の徴収や引き上げの動きが出始めている。 みずほ銀行は1月から両替手数料の値上げを開始した。これまで無料だった窓口では、紙幣50枚までが324円(税込)と有料になり、自動両替機では2回目の両替で紙幣500枚までが、従来の倍となる200円を取るようになった。窓口でも機械でも、同行に口座のある顧客は割引がある。 自行利用者は優遇するものの、他行顧客にはそれなりのサービス体系というのは、システム化が進みながらも収益力が低下し、差別化せざるを得ない銀行の今の姿を反映している。 紙幣や硬貨を細かくする必要のある顧客は、日々の利用者

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