医薬経済オンライン

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ベトナム市場で試される「新規開拓力」

政府が「日本医療輸入会社」で門戸開放

2018年2月15日号

「越日メディカルブリッジ(MB)」 ベトナム社会主義共和国の首都、ハノイ市に籍を置く、この聞き慣れない会社は、政府の意向が働く「医療関連企業」である。会社名に込められた意味は、文字どおり、「医療の架け橋」である。 越日MBが、人知れずひっそりと発足したのは17年9月。まだ設立して間もないが、目的はシンプルで明確だ。医療技術や医薬品・医療機器など「日本の医療サービスを丸ごと輸入」してベトナム国内で展開し、医療の質を向上させることにある。 もっと言えば、ハード・ソフト両面を含め日本の医療をベトナムに「移植」し、医療のインフラ整備を支援するという壮大なテーマを抱える会社なのだ。 もちろん、越日MBのターゲットとしては、「日本の医薬品」も含まれている。つまり、越日MBの発足に伴い、ベトナム市場に成長機会を求める日本の製薬企業や医薬品卸にとっては、... 「越日メディカルブリッジ(MB)」 ベトナム社会主義共和国の首都、ハノイ市に籍を置く、この聞き慣れない会社は、政府の意向が働く「医療関連企業」である。会社名に込められた意味は、文字どおり、「医療の架け橋」である。 越日MBが、人知れずひっそりと発足したのは17年9月。まだ設立して間もないが、目的はシンプルで明確だ。医療技術や医薬品・医療機器など「日本の医療サービスを丸ごと輸入」してベトナム国内で展開し、医療の質を向上させることにある。 もっと言えば、ハード・ソフト両面を含め日本の医療をベトナムに「移植」し、医療のインフラ整備を支援するという壮大なテーマを抱える会社なのだ。 もちろん、越日MBのターゲットとしては、「日本の医薬品」も含まれている。つまり、越日MBの発足に伴い、ベトナム市場に成長機会を求める日本の製薬企業や医薬品卸にとっては、新た

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