医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

注目される賃上げの行方

―鍵を握る経営の決断―

2018年2月15日号

 賃上げ交渉の季節を迎えた。1月23日の経団連・榊原定征会長と連合・神津里季生会長による春季労使交渉を巡る労使のトップ会談で幕は切って落とされた。今後、企業ごとに労使交渉が始まる。2月中旬までには組合側の要求が出揃うため、3月中旬に予定されている集中回答日に向かって交渉が行われることになる。 労使のトップ会談と時を同じくして、国会では安倍晋三首相の施政方針演説があった。ここで首相は経済最優先を改めて強調し、働き方改革を急ぐと同時に、経済界には賃上げ実施を強く求めた。これに先立つ新年の財界3団体合同の賀詞交歓会での挨拶でも、首相は3%の賃上げ実施を強く求めている。3%賃上げの実行を促すために18年度の税制改革では賃上げに法人税減税を絡めたという認識があり、政府も腹を括っているのだから、経済界も真剣に賃上げに取り組むべきだという意気込みを感じさ...  賃上げ交渉の季節を迎えた。1月23日の経団連・榊原定征会長と連合・神津里季生会長による春季労使交渉を巡る労使のトップ会談で幕は切って落とされた。今後、企業ごとに労使交渉が始まる。2月中旬までには組合側の要求が出揃うため、3月中旬に予定されている集中回答日に向かって交渉が行われることになる。 労使のトップ会談と時を同じくして、国会では安倍晋三首相の施政方針演説があった。ここで首相は経済最優先を改めて強調し、働き方改革を急ぐと同時に、経済界には賃上げ実施を強く求めた。これに先立つ新年の財界3団体合同の賀詞交歓会での挨拶でも、首相は3%の賃上げ実施を強く求めている。3%賃上げの実行を促すために18年度の税制改革では賃上げに法人税減税を絡めたという認識があり、政府も腹を括っているのだから、経済界も真剣に賃上げに取り組むべきだという意気込みを感じさせる

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