都立病院に押し寄せる「効率化」の波
一般会計から毎年400億円投入に我慢の限界
2018年2月15日号
いよいよ都立病院も独立行政法人に変わるのかもしれない。東京都病院経営本部が設置している「都立病院経営委員会」が検討を重ねて取りまとめた「今後の都立病院の経営力向上に向けた取り組み」報告書を公表した。報告書では都はさまざまな経営努力をし、成果を上げてきたが、近年は改善効果が見られず、結果、この数年間、一般会計からの繰入額が横ばいで推移、16年度も約400億円に上ったことを指摘。「経営形態を一般地方独立行政法人への移行を検討すべき」と提言している。 昨年、厚生労働省が発表した「医療経済実態調査」でも公立病院の損益は前回の14年度と比べ▲13.7%で、ますます経営悪化し、自治体が漫然と補填している実態が判明。各方面から公立病院の経営改善が求められている最中の提言だ。早速、「独立行政法人化を実現すれば、8病院で医師、看護師を含めて7000人を非公務員...
いよいよ都立病院も独立行政法人に変わるのかもしれない。東京都病院経営本部が設置している「都立病院経営委員会」が検討を重ねて取りまとめた「今後の都立病院の経営力向上に向けた取り組み」報告書を公表した。報告書では都はさまざまな経営努力をし、成果を上げてきたが、近年は改善効果が見られず、結果、この数年間、一般会計からの繰入額が横ばいで推移、16年度も約400億円に上ったことを指摘。「経営形態を一般地方独立行政法人への移行を検討すべき」と提言している。 昨年、厚生労働省が発表した「医療経済実態調査」でも公立病院の損益は前回の14年度と比べ▲13.7%で、ますます経営悪化し、自治体が漫然と補填している実態が判明。各方面から公立病院の経営改善が求められている最中の提言だ。早速、「独立行政法人化を実現すれば、8病院で医師、看護師を含めて7000人を非公務員化す
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