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医薬経済気象台

企業の稼ぐ力は強くなったか

―17年度は大幅増益決算に―

2018年3月1日号

 企業収益の好調が話題になっている。株価の先行きも、収益の好調が支えるという楽観的意見が多い。しかし、円高の動きが足を引っ張ることも考えられる。果たして好調を持続できるのか、好調の実態とその背景を確認しておく必要がある。稼ぐ力が高くなって、好調であるなら、先行きの楽観的意見も妥当だということになる。 日本企業の決算期のほとんどが3月だが、その17年度第3四半期決算の発表が終わった。これを上場企業(金融/保険を除く全産業)ベースで集計すると業績の好調さが鮮明だった。第3四半期累計の前年同期比較で、売上高は9%の増収だった。全産業で1割近い増収は珍しいことだ。経常利益は19.5%の増益、純利益が35%の増益だったが、これも最近では珍しく大幅なものだ。 この基調を第4四半期も維持することになれば17年度通期業績は、様変わりの好決算になる。ちなみに、法人...  企業収益の好調が話題になっている。株価の先行きも、収益の好調が支えるという楽観的意見が多い。しかし、円高の動きが足を引っ張ることも考えられる。果たして好調を持続できるのか、好調の実態とその背景を確認しておく必要がある。稼ぐ力が高くなって、好調であるなら、先行きの楽観的意見も妥当だということになる。 日本企業の決算期のほとんどが3月だが、その17年度第3四半期決算の発表が終わった。これを上場企業(金融/保険を除く全産業)ベースで集計すると業績の好調さが鮮明だった。第3四半期累計の前年同期比較で、売上高は9%の増収だった。全産業で1割近い増収は珍しいことだ。経常利益は19.5%の増益、純利益が35%の増益だったが、これも最近では珍しく大幅なものだ。 この基調を第4四半期も維持することになれば17年度通期業績は、様変わりの好決算になる。ちなみに、法人企

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