医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

OBSERVER

岩崎英毅・エクスファルマ社長(阪神調剤ホールディングス取締役)

2018年3月1日号

上の世代に「任せきり」ではダメ──18年度調剤報酬改定は、引き続き調剤チェーンに風当たりの強い改定となりました。岩崎 確かに「ちょっと厳しすぎるのではないか」という思いはある。だが、国の医療費財政が逼迫するなかで、過去もこれからも「楽な改定」はあり得ない。今回示された各要件が満たせるよう必死に追いかけていく必要がある。 ポイントは新設の「地域支援体制加算」(35点)で課される8項目の実績(9頁に一覧)だ。かなり厳しい内容だが、基本料が低い薬局には加算算定の必須要件となる。実績確保に1年半以上かかる可能性もあり、業界内ではすでに「断念」という声も出ている。 しかし、私は絶対に取り組まなくてはならないと思っている。こうした要件は5年、10年後には「評価」の対象ではなく、「やっていて当たり前」になるからだ。考えてみてほしい。10年前に後発品を患者に上手... 上の世代に「任せきり」ではダメ──18年度調剤報酬改定は、引き続き調剤チェーンに風当たりの強い改定となりました。岩崎 確かに「ちょっと厳しすぎるのではないか」という思いはある。だが、国の医療費財政が逼迫するなかで、過去もこれからも「楽な改定」はあり得ない。今回示された各要件が満たせるよう必死に追いかけていく必要がある。 ポイントは新設の「地域支援体制加算」(35点)で課される8項目の実績(9頁に一覧)だ。かなり厳しい内容だが、基本料が低い薬局には加算算定の必須要件となる。実績確保に1年半以上かかる可能性もあり、業界内ではすでに「断念」という声も出ている。 しかし、私は絶対に取り組まなくてはならないと思っている。こうした要件は5年、10年後には「評価」の対象ではなく、「やっていて当たり前」になるからだ。考えてみてほしい。10年前に後発品を患者に上手に勧

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence