「仮想通貨」でヘルスケア事業に挑む企業
指先血液検査データで新システム構築狙うMBS
2018年3月1日号
仮想通貨の最も優れた利用法なのかもしれない。 仮想通貨取引業者「コインチェック」から580億円分の仮想通貨「NEM」(ネム)が不正流出した事件以来、仮想通貨は何となくいかがわしい存在になっている。ところが、そんな最中に「マイクロブラッドサイエンス」(MBS)なる会社が仮想通貨「MBSコイン」を発行し、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)と呼ばれる資金調達を実施すると発表したのである。 MBSは、同社が開発した高精度の微量血液検査技術を用いた指先採血による血液検査サービスを提供する会社だ。この血液検査データを、記録の改竄がほぼ不可能な技術とされるブロックチェーン(分散型台帳)で管理するプラットホームを構築、医療・健康関連サービスとして広める構想で、そのためにICOを実施、広く資金を集めるのだという。 協和発酵出身で情報システムに強...
仮想通貨の最も優れた利用法なのかもしれない。 仮想通貨取引業者「コインチェック」から580億円分の仮想通貨「NEM」(ネム)が不正流出した事件以来、仮想通貨は何となくいかがわしい存在になっている。ところが、そんな最中に「マイクロブラッドサイエンス」(MBS)なる会社が仮想通貨「MBSコイン」を発行し、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)と呼ばれる資金調達を実施すると発表したのである。 MBSは、同社が開発した高精度の微量血液検査技術を用いた指先採血による血液検査サービスを提供する会社だ。この血液検査データを、記録の改竄がほぼ不可能な技術とされるブロックチェーン(分散型台帳)で管理するプラットホームを構築、医療・健康関連サービスとして広める構想で、そのためにICOを実施、広く資金を集めるのだという。 協和発酵出身で情報システムに強いM
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