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バイオベンチャーの17年12月業績を見る

メディシノバに市場は「好感」

2018年3月1日号

 バイオベンチャーの17年12月期業績がまとまった。今回はメディシノバとデ・ウエスタン・セラピテクス研究所(DWTI)を見ていく。メディシノバは連続して売上高が計上できない厳しい状況だが、「イブジラスト」(MN166)の後期第Ⅱ相試験の目的を達成したことで、市場も前向きな反応となった。DWTIは、緑内障・高眼圧症治療薬を目指す候補の米国におけるIND申請(治験許可申請)を行うなど開発品が順調に推移した。イブジラストは自社開発で メディシノバは、JASDAQとNASDAQの2つに上場している開発型のバイオベンチャーである。最も進んでいる段階にあるパイプラインは、前述した進行型多発性硬化症(MS)を目標適応症とするイブジラストである。 同社は、17年10月にMN166のSPRINT─MS試験に関して2つの主要評価項目を達成したことを発表した。この後期...  バイオベンチャーの17年12月期業績がまとまった。今回はメディシノバとデ・ウエスタン・セラピテクス研究所(DWTI)を見ていく。メディシノバは連続して売上高が計上できない厳しい状況だが、「イブジラスト」(MN166)の後期第Ⅱ相試験の目的を達成したことで、市場も前向きな反応となった。DWTIは、緑内障・高眼圧症治療薬を目指す候補の米国におけるIND申請(治験許可申請)を行うなど開発品が順調に推移した。イブジラストは自社開発で メディシノバは、JASDAQとNASDAQの2つに上場している開発型のバイオベンチャーである。最も進んでいる段階にあるパイプラインは、前述した進行型多発性硬化症(MS)を目標適応症とするイブジラストである。 同社は、17年10月にMN166のSPRINT─MS試験に関して2つの主要評価項目を達成したことを発表した。この後期第Ⅱ

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