話題の焦点
「福を呼ばなかった恵方巻」
2018年3月15日号
節分の日、都心から1時間弱の小都市駅構内は、いつもと違った店頭風景を見せていた。 鮨屋の店頭はもちろんのこと、コンビニ店前などの急造の屋台には恵方巻が山積み。いかに通客の多い街とはいえ、これほどの量は多過ぎ?案の定、翌日のメディアは各地の大量の売れ残り、そして廃棄を問題視した。 フランスでは奇しくも2年前の2月3日に大手スーパーに対し、売れ残り食品の廃棄を禁止するという世界初のユニークな法律を成立させている。 日本ではこんなことが。兵庫県の8店経営のスーパーが、「大量生産はやめにしよう」と大々的なチラシをつくり、大量廃棄が出ないように前年実績に基づいて恵方巻をつくることを宣言、「欠品の場合はご容赦ください」とした。お客からは「かっこいい」と好評だった。 そんななか、外国の高級チョコ「ゴディバ」が新聞一面大に「義理チョコをやめよう」と...
節分の日、都心から1時間弱の小都市駅構内は、いつもと違った店頭風景を見せていた。 鮨屋の店頭はもちろんのこと、コンビニ店前などの急造の屋台には恵方巻が山積み。いかに通客の多い街とはいえ、これほどの量は多過ぎ?案の定、翌日のメディアは各地の大量の売れ残り、そして廃棄を問題視した。 フランスでは奇しくも2年前の2月3日に大手スーパーに対し、売れ残り食品の廃棄を禁止するという世界初のユニークな法律を成立させている。 日本ではこんなことが。兵庫県の8店経営のスーパーが、「大量生産はやめにしよう」と大々的なチラシをつくり、大量廃棄が出ないように前年実績に基づいて恵方巻をつくることを宣言、「欠品の場合はご容赦ください」とした。お客からは「かっこいい」と好評だった。 そんななか、外国の高級チョコ「ゴディバ」が新聞一面大に「義理チョコをやめよう」と広告
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